ホームページのゴールを「集客」にせず、もっと明確にしましょう

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最終更新日:2024/01/17

ホームページのおおまかな目的は集客でも、ホームページのゴールは違う

ホームページの目的は集客であることが多いでしょう。

しかし、ゴールは違います。

先日ハウスメーカーの方との打ち合わせで、ホームページのゴールはなんですか?と聞いてみたところ「家を売ること」とおっしゃいました。 最終目的はもちろん家を売ることで間違いありません。

しかし、ホームページでいきなり家は売れません。500円のマグカップとかであれば「売ること」がゴールになりますが、家はそうはいきません。

ホームページのゴールを「家を売ること」にすると、ホームページの集客施策がたちまちあやふやになってしまいます。 なぜなら、ホームページでいきなり家は売れないから。

ハウスメーカーの場合すごくざっくり言うと、「ホームページを見る」→「気になる(この会社よさそうだなと思う)」→「問合せしてみる」といったような流れがあります。

この場合、「問合せをさせる」というところがゴールです。

なので、ざっくりと家を売るというところをゴールとしたホームページを作るのではなく、「問合せをさせる」ための施策を考えます。

もちろんホームページの中でそのハウスメーカーが魅力的に思えなければ問合せにはつながりませんので、そうした意味で問合せがしたくなるよう考えます。

ゴールを明確に設定すれば、正しい施策ができる

このゴールを正しく設定すれば、例えばブログやオウンドメディアのページに問合せへのCTAを置こうとなります。そうすると、今度はそのCTAへの導線も考えるようになります。 CTAの設置場所も考えます。 さらに複数使ってABCテストなんかもしてどっちが効果的かを調べるようにもなります。 といった具合に単純にCTAを設置するだけでもいろいろなチューニングができるようになります。

このゴールを正しく設定していない場合、良くて見よう見まねでなんとなくそれらしいCTAを設置した みたいな状態になり、当然その効果測定もしませんし、そもそも気にも留めません。 なんとなく配置しただけですから。

例えば、飲食店のホームページのゴールはどこでしょう?

飲食店のホームページとしても「集客だ」と言われることがほとんどです。もちろん間違ってはいません。

しかしゴールはどこでしょう?

世の中にはいろいろな飲食店があっていろいろなサービスがあるため一概には言えませんが、オーソドックスな飲食店を例に考えてみると、ほとんどの場合ホームページの目的は「お客さんがたくさんくること」です。

では、ホームページにはどんなコンテンツがあれば良いか?

本屋と飲食店は違う

本屋さんや雑貨屋さんはフラッと入って何も買わずに出ることも可能です。入店=お客さんではないのです。なので気軽にお店に入ることができます。

しかし、飲食店の場合、入店=ほぼお客さんになることが決定です。

お客さんはお店に入るという時点でリスクがあり、本屋さんに比べるとハードルが高くなります。なので、このリスクを少なくし、かつハードルを下げてあげる必要があります。お客さんが来店しやすくするために。

では、どういった情報があればお店に入り安いか?

ホームページにどういった情報があれば、予約につながるか?

これを突き詰めて考えます。

飲食店のホームページについては、こちらもご覧ください。

→飲食店のホームページに必要なこと

まとめ

ホームページのゴールをざっくりと「大まかな目的」と一緒にしてしまわず、自社の商材、サービスに合わせてカスタマージャーニーを考え、具体的なゴールを設定してみましょう