ホームページの保守管理どうする?業者に任せるか自分でやるか。制作会社がメリットデメリットを解説。

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最終更新日:2024/06/07

制作会社にホームページを依頼するとその後の保守・管理をどうするか?という問題が必ずついてきます。

毎月、そしてずっと続くものなのでうかつに決めることはできません。

はたしてこれは利用した方が良いかどうか?

ホームページ制作会社としてこちらを解説します。

そもそもなぜ保守が必要か?

ホームページには必ず「ドメイン」と「サーバー」が必要になります。

簡単に言うとドメイン=住所、サーバー=ホームページのHTMLや画像などのデータを置いておく土地や倉庫 といった感じです。

これがインターネット上に無いとホームページは表示されません。

このドメインとサーバーも無料ではないので、ホームページを存続させたい以上必ず半永久的に費用はかかります。

これがまず最低限保守管理が必要になる理由です。

保守管理の主な方法とメリットデメリット

ホームページの保守管理の主な方法としては、

  • 制作会社などの業者に頼む
  • 自分でやる

の二つです。

それぞれのメリットデメリットは

制作会社などに頼む場合

デメリット

  • 費用が高い
  • 業者が突然つぶれた時にほんとに困る(意外にけっこうある)
  • いやらしい業者はドメインを渡してくれない(他社への移行や他社でのサイトリニューアルができない)

メリット

  • サーバーやワードプレスのアップデートなど、複雑な仕様の変更にも対応してもらえる。(ただし、契約によっては別料金になることも)
  • 契約の更新を忘れない
  • 自分ではやれないホームページの更新もしてくれる(業者や契約によっては別料金)

自社で管理する場合

デメリット

  • サーバーやデータベール、WordPressなどの難しいアップデートに対応できない。
  • 予期せず発生したエラーに対応できない
  • スキルが無いとホームページの更新ができない(保守とは別でスポットで対応してもらえることもある)
  • 知識がないと自社のサイトの仕様や規模に合わせたサーバーの選定が難しい
  • ドメインやサーバーの取り扱いに慣れていないと、高確率で更新を忘れてデータが消えてなくなったりドメインが期限切れになってしまう

メリット

  • 自社サイトの仕様や規模にピッタリなサーバーを選ぶことができれば費用が実費のみで安く抑えられる
  • 大事なドメインやサーバーのすべての権利を自社の管理下に置いておける

保守管理を業者に頼む場合、自社でやる場合の注意点

業者に頼む場合の注意点

費用が相場とかけ離れていないか

安すぎても何もしてもらえないかもしれないし、高すぎるとただの無駄ということもあります。

自社のサイト規模(ページ数など)や仕様(ワードプレスや実装したシステム)などにあわせて適切な範囲内の費用感であることが重要です。

例えば一般的なホームページ(ページ数10~30ページ程度、WordPress搭載、特殊なシステムは無し)という程度のものであれば、相場的には下で5,000円~高めで20,000円以下くらいが妥当なところです。

この幅の内訳として、安いがアップデートなどは別料金、高いけどアップデートや簡単なサイトの更新も含まれているなどといった違いがあるので、その価格には何が含まれているのかをチェックすることが必要です。

自社で管理する場合の注意点

万一のエラーなどの対処は自分でやらないといけない

制作会社などに頼まず自社で管理しているホームページでたまにあるのが、急に何らかのエラーや不具合が発生しホームページが表示されなくなったり、壊れたりした場合に「直してほしい」という依頼。

ホームページを取り巻く環境は時間とともに何かにつけて変化しています。

もしお客さんの方で触っていなくてもWordPressやプラグインが自動でアップデートしていたり、サーバーの仕様が変わったりなど。

保守管理をご依頼いただいている場合、ずっと継続して保守しているので良いのですが、そうでない場合そのホームページの管理状況などが正確にわからず、エラーの発生した原因の特定が難しくなります。

また、その後どんな仕様の変化があったかなどが正確にわからないと下手に手を出すのが怖いという面もあります。

業者に頼まない場合、あらゆる事態に自社で対応する必要が出てくるという点を覚えておく必要があります。

更新を忘れてしまう

上述したように、サーバーとドメインはホームページがある以上永久に必要です。

自社で管理する方でサーバーやドメインの更新を忘れてしまってホームページが表示されなくなった、メールが送受信できなくなった というケースが非常に多いです。

弊社クライアントで自社管理をされる方でもかなりしつこく強めに言っておいても忘れる人が後をたちません。

ドメインの更新は年に1回、サーバーは月単位から選べますが年単位にした方が安くなるので年契約にしていることも多く、時間が空けばあくほど忘れてしまいます。

これ、ほんんっとうに多いので十分注意してください。

サーバーの更新を忘れるとアカウントが削除されデータも全て消えてしまいます。

大きなお金を払って作ったホームページも、そこから頑張って更新してきた内容も全て消えてしまいます。

ドメインの更新を忘れるとドメインにロックがかかり、1年間手を出すことができなくなり、1年後市場に開放されます。ようするに自分のものではなくなってしまいます。

ドメイン(URL)は、名刺、パンフレット、看板などに記載したり、お客さんとのメールのやり取りもそのドメインで作ったメールアドレスであることがほとんどです。

それらが全て使えなくなります。

まとめ

上記を踏まえてまとめますと

業者に頼んだ方が良い方

  • ウェブには力を入れていて様々な使い方をしてる
  • 自社にウェブに詳しい人がいない上にWordPressが入ったサイトを運営している
  • ドメイン、サーバーの更新に自信がない
  • ある程度定期的に更新がある

自社管理でOKな方

  • WEBにそれほど力を入れているわけではなく、どちらかというと名刺代わり
  • WordPressやシステムなどを搭載しておらず、シンプルなHTMLのサイト
  • サイト規模もそれほど大きくない(おおむね20~30ぺージ以下)
  • 更新期限などの管理がきちんとできる

となります。

それでも良くわからない。どっちがいいんだろう?という方は、ヒアリングさせていただきアドバイスさせていただきますのでお気軽にお声かけください。