有料版ChatGPT-4と無料版ChatGPT-3.5の比較と、ChatGPTを使ったブログ記事の作り方

公開日:

最終更新日:2023/12/28

資料をつくったりウェブ担当者はブログコンテンツを作る際などに既に活用されている方も多い大注目のChatGPTですが、無料で使えるGPT-3.5と有料のGPT-4があります、ここに有料版でのChatGPT3.5も加えて、同じ質問をぶつけた場合にどのような回答が返ってくるのか試してみました。

また、ChatGPTを使って実際にブログ記事を書いていくプロセスも説明しています。

無料版と有料版の主な違い

料金

  • GPT-3.5:無料
  • GPT-4:20ドル/月

ワード数

  • GPT-3.5:2,500語
  • GPT-4:25,000語

1分間の質問回数制限

  • GPT-3.5:3回
  • GPT-4:60回以上

画像対応

  • GPT-3.5:非対応
  • GPT-4:対応

参照データ

  • GPT-3.5:2021年9月までのデータ参照
  • GPT-4:最新

パラメータ

  • GPT-3.5:1,750億個ていど
  • GPT-4:100兆個にも…

一番注目したい違いはパラメータ数です。言語モデルの精度に直結するのでパラメータが多ければ多いほど精度が高いと言われています。

実際に質問して検証

まずはライトな質問をぶつけてみます。

「日本で雪がたくさん積もる地域はどこですか?」と聞いてみました。その結果が以下。

無料版のGTP-3.5を軸に、有料版のGPT3.5に独自に追加された情報に赤の点線を、さらにGPT4での違いに赤線(枠)を入れてあります。

3.5の有料版ではエリアに県名が出てきてより具体的になり、またその地域の特性なども追加されました。

4では3.5有料版よりそれらがさらに詳しくなり、なんで雪が降るのかのプロセスなども追加されています。

また大きな違いとしては、ただ単に文章で説明するのではなくリスト化してより読みやすくなっています。「雪が積もる地域はどこか?」と聞いているので、地域別にリスト化してそこにそれぞれ補足情報が入っています。

ChatGPTがどんな知能をもっているか、なんとなく違いがわかりましたでしょうか?

ブログ記事の作成にChatGPTを使う場合

ChatGPTに見出しを出してもらう

ここではサンプルとして”「ホームページ制作で失敗しないためのポイント」”というブログ記事を書く前提で進めます。

いきなり”「ホームページ制作で失敗しないためのポイント」というブログ記事を書いて”と聞いてみても、「正しいことを言ってはいるがブログ記事としては使えない魅力のない文章」が返ってきます。

それがこれ

https://chat.openai.com/share/fe32f08d-acf1-41d3-a603-a448aa9e2dcd

そこでまず、大まかなアウトラインをつくるため見出しをGPTに出してもらいます。

最初のステップとしてChatGPTに“「ホームページ制作で失敗しないためのポイント」というブログ記事を書くにあたって最適な見出しを教えて”と聞いてみます。

今回もGPT3.5とGPT4を使ってブログ記事を書く流れとともに、違いも見ていきます。最初に以下のような見出しを返してきました。

GPT-3.5

  1. ホームページ制作の成功への道: 失敗しないためのポイント
  2. 失敗しないためのホームページ制作ガイド: 重要なポイント解説
  3. 成功するウェブサイトを作るための秘訣: ホームページ制作のポイント
  4. 失敗から学ぶ: ホームページ制作で避けるべきポイントとは?
  5. プロのアプローチ: ホームページ制作で成功するための手順とヒント
  6. よくあるミスを回避: ホームページ制作での成功のための実践的なアドバイス
  7. 失敗しないためのデザインと機能: ホームページ制作のポイント解説
  8. クライアントとのコミュニケーション術: ホームページ制作プロジェクトの成功への鍵
  9. ユーザー視点で考える: 失敗しないユーザーフレンドリーなホームページ制作の秘訣
  10. 失敗から逃れる: ホームページ制作での成功を保証するためのベストプラクティス

GPT-4

  1. 成功への道標:ホームページ制作で陥りがちな落とし穴を避ける方法
  2. ウェブマスター必見!ホームページ制作のための勝利の秘訣
  3. プロが教える:失敗しないホームページ制作の5つの黄金ルール
  4. ホームページ制作の教科書:失敗を避けて成功に導くステップ
  5. 初心者から上級者まで:ホームページ制作での失敗を防ぐトップティップス

この中からそれぞれ一番上の見出しを深掘りします。

見出しの深掘り

GPT-3.5には「ホームページ制作の成功への道: 失敗しないためのポイント」でブログ記事を書いて

GPT-4には「成功への道標:ホームページ制作で陥りがちな落とし穴を避ける方法」でブログ記事を書いて

とそれぞれぶつけてみます。

で出来上がったものがこちら

GPT-3.5:https://chat.openai.com/share/716c4fd4-e9cb-4d84-a550-91220149b2a4

GPT-4:https://chat.openai.com/share/6a2c501d-daf3-41f7-8cd2-fd9d2f700e0f

ブログ記事の大まかな流れができました。

このままではまだ記事としてリリースするにはぜんぜんパワー不足なので、これらを記事内の見出しとしてそれぞれを深掘りしていく必要があります。

例えば、GPT4の見出しで「1.明確な目的の設定」とあるので、これをさらにGPTに「1.明確な目的の設定 をもっと詳しく」のようにぶつけて深掘りすることもできます。これを見出し毎にやっていくとかなり分厚いブログが完成します。

しかし、いずれ皆がこうした手法で記事を書くようになると、同じような情報ばかりがあふれることになります。そうした状況をGoogleがほっておくわけがありません。すでに2023年もこれらに対して様々なアップデートが行われました。

ChatGPTは網羅性は優秀だが独自性が足りない

ChatGPTは情報の網羅性という点では非常に優秀ですが、「独自性」には欠けます

なので上記で説明したような、どんどんGPTに投げて深掘りしたコンテンツではなくて、

ChatGPTで情報を網羅し、そこから先はそれぞれの内容について執筆者や監修者の独自の見解や独自のリサーチ結果、経験に基づく知見などを付け加えていくことが非常に重要です。

ChatGPTだけで完結させたコンテンツだったら、そもそもブログコンテンツにしないでもそのユーザーが直接ChatGPTを使った方が早い という話になります。

便利な人工知能を正しく使って、ビジネスに活かしていきましょう!

 

 

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