身体に関わる、お金に関わる業種の人は要注意!SEOにおけるYMYLを超わかりやすく解説します
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最終更新日:2019/07/17
検索エンジンで上位表示をしたいと思った際、それこそ検索したりなんだかんだで情報を探されると思いますが、業種によっては一般的なSEO対策とは違う視点で考える必要のあるものもあります。
それがYMYLと呼ばれるものです。
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YMYLとは?
Your Money Your Life の略で、すごく簡単に言うと「お金」や「健康」といった人が生きていくうえで重要度の高い内容に関する業種や内容のホームページの場合、一般的なホームページのSEOとは違うエッセンスが加わったランキングがされます。
例えば「写真を上手にとる方法」と「40度の高熱が出た時の対処法」というページがあったとして、もし内容が間違っていた場合「写真を上手に撮る方法」の場合「なかなかうまく撮れない」で済むかもしれませんが、「高熱が出た時の対処法」で間違った情報のまま対処したら、より悪化したり下手したら死んでしまうかもしれません。
わかりやすくするために極端な例で書いていますが、要点としてはその情報によって人の人生が大きく左右されるような情報、ホームページには、それなりのアルゴリズムが働きますよということです。
当たり前といえば当たり前ですね。
テクニック的なSEOが通用しなくなったとはいえ、コンテンツマーケティング全盛の時代、それなりのやり方で悪意をもって間違った情報で上位表示ができてしまうかもしれません。
実際に、悪意はなかったと思いますが全力のお金儲けのため、こうした情報を垂れ流した誰でも知っている某上場企業がありました。インターン生なんかを使って間違っていようがお構いなしにいろんなサイトの記事をパクって記事をすさまじい勢いで量産し一時期検索エンジンの上位を独占していました。
どんな業種がYMYLにあたるのか?
- 医療、健康の情報を
病院や健康、薬などに関わるホームページ - 金融、お金に関する情報
税金、投資、年金、保険といったお金に関わるホームぺージ - 法律に関する情報
遺言書や相続、市民権、離婚や親権等法律に関わるホームページ - ニュースや公式な情報
国や自治体、災害情報などに関するホームページ - ショッピング等金銭の取引
ネットショップなどのサイト上で物品を購入したり決済したりするホームページ - その他
その他YMYLと判断されるもの
YMYLに該当するウェブサイトでどのようにSEO対策をしていくと良いか
質の高いコンテンツでユーザーからの高い評価を得ることなどももちろん重要ですが、これだと通常のSEOに近い部分もあります。YMYLに該当するウェブサイトの場合一番重要なのは「信頼性」「信ぴょう性」です。
では検索エンジンはその信頼性をどういったところで判断するか?
国や自治体のホームページ
実際にYMYL系のキーワードで検索すると、国や自治体といった公的な機関のサイトが多く表示されます。やはり公的機関が進んで間違いを発信するとは思えません。同じような内容だとしても公的機関の方が強いです。ウチは公的機関じゃないよという場合は、例えば公的な機関の資格を有していたり許認可を取得していたりはしませんか? 資格や許認可を持っている場合公的機関のホームページに「認可事業所一覧」のような形で社名とリンクを張ってもらえたりします。 被リンクがSEO的な重要度が低くなったとはいえ、公的機関からの被リンクは「その機関から実際に認められている証し」でもあるため、一定の力はあります。
権威のある機関や人物のホームページ
例えば医療系だと医師会や法律系だと弁護士会といった権威のある機関があります。実際にそうしたところに所属しているのであれば、それらのホームページにも登録してもらえるよう問合せしてみましょう。
健康に関する情報を書いたホームページがあるとして、実際に存在する病院のホームページからいくつもリンクが張られているホームページだとやはりそのページへの信ぴょう性は高まります。 同じ内容でもその情報を書いている人のことが良くわからない、またはしっかりと自己紹介やプロフィール、経歴が掲載されていてもほんとかどうかわからないページでは正しいかどうか判断ができません。
大手の会社というだけでもプラスになります。
上記のやらかした企業も超大手ですが、やはり知られていない企業の情報よりも大手企業が発信する情報、ページの方が信ぴょう性があります。 何らかの商品を買うときやサービスを受ける時大手ならではの安心感はありますね それと同じです。
大手企業ではない場合でも、なんらかの公的機関や権威のある人、組織との関連を証明することができればそれは一定の力を発揮すると思います。
さて、みなさんの業種はいかがでしたでしょうか?
グーグルは人に与える影響の大きいものには、さらに信頼性の高いページを表示する取り組みをしているんだ という事だけでも知っていてもらえると幸いです。
Categorised in: SEO | 検索エンジン対策, 集客・ウェブマーケティング