SEO上位表示:価値のないページは順位を落とす原因になる。
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最終更新日:2024/01/17
SEOを少しでも気にされる方は、グーグルが被リンクやテクニックじみた施策よりサイトの質を重要視するようになったことはご存知の通り。
そこで質の高いコンテンツを作ることに目を向けられている方も多いと思いますが、逆に質の低いコンテンツの対処はおろそかになっていないだろうか。
質の高いコンテンツが重要なように、質の低いコンテンツがあると逆にサイトの質も低下し検索順位も下がる原因になります。
一昔前はそのサイトの質に「ページ数」が加味されていた時代がありました。
今でもページが多いに越したことはありませんが、昔は質の低いページでもワードプレスなどでガンガン量産しアップすることで多少のプラスになることがあったため、そうしたページを大量に生み出されたケースも多いです。
そうしたページが足かせになっているわけですね。
Contents
では、どんなページが質が低いか。
内容が薄い・文字数が少ない
ページを量産することがプラスに働いた時代は、うっすい内容の100文字にも下手したら満たないような記事を書いてアップするケースが散見されました。
質の高い記事はやはり簡単に書けるわけではありません。しっかり内容を吟味し、閲覧者の探している情報にコミットするためには文字数も膨大になります。
できるだけ楽をして検索エンジンで上位表示をしたいと考える方は、そんな質の高いページは作りません。大変だから。
なので、文字数も少ない記事やページをどんどん作ってはアップをしていました。更新頻度の高さもSEO要素としてあるため、なおさら量産したわけです。
サイトの本質とずれている
これは一概に全てダメだというわけでもないですが、例えば弊社のように「ホームページ制作 名古屋」などのキーワードで上位表示をしたいと考えているサイトに「ハンバーグがうまかった」とか「釣りに行った」とか個人的記事のようなものをブログでたくさんアップしていると、これはいったい何のサイトなのかわからなくなり、本質とずれてしまいます。
ブログが出たころは、もともとブログは個人の日記的なものであるため、自社サイト内のブログでも個人の日記のノリの記事をたくさん書かれていました。いまでも結構多いですね。
これが上述したように一概にダメだというものではありません。
例えば社員旅行に行ったとか、従業員のダレダレがこんなことをしたとかそういう記事は、サイトの本質とはずれていても、事務的に書かれた記事よりその会社の従業員の人となりが良く分かったりして、その会社を利用しようかどうしようか考えている人には、とても良い情報になります。
あくまで量の問題で、サイトの本筋に沿った記事やページがたくさんある中でこうした記事がある分には問題ありません。
こうした日記的記事は、例えば「SEOで上位表示をする方法」のような記事に比べて、間違えた場合に他人に害を及ぼすことも少なく、また、とくに女性などこうした記事を書くのが好きな人は一定数いるため、サイトの本筋の考え込んで書く記事に比べて数が多くなる傾向にあります。
すごく似た内容で複数のページを作っている
ページのコンテンツや記事の内容の大部分が同じというページが複数ある。
例えば、日本全国をターゲットに古本の買取をしているとします。
そして、「名古屋で古本の買取なら ○○」のようなページを、地域名だけ変えて「岐阜で古本の買取なら ○○」のようにして量産するケース。地域名+サービスで検索するユーザーも多いため、そうしたところを軒並み取りに行こうという考え方ですね。
これもコンテンツのほとんどが同じ内容なため、質の低いページとみなされます。
さらにいうと、質が低いというだけではなく何らかのペナルティ的な要素さえ含んでしまう危険性もあります。
細かく言うとまだまだありますが、比較的簡単に対応ができて、かつ効果も見込めるのはまさにこの辺りです。心当たりのある方は自社のホームページを見直してみてください。
対応方法
内容が薄い・文字数が少ないページ
まずは他に追記することが無いかを考えてみましょう。ページの量産が一概にNGなわけではなくて、濃くユーザーにためになる情報であればそれはむしろプラスに働く可能性もあるので、その薄い内容のページに追記することで質の高いページに変えればいいわけです。
目安として、ヘッダーやフッター、サイドバーといった各ページ共通の内容を除外し、そのページのコンテンツ部分の文字数としてまずは1000文字程度は書かれたページにしましょう。
しかしこれはあくまで最低限のようなもので
SEOはライバルのホームページと比べてという相対的な要素が強いので、もともと文字数の多くなる法律系のサイトなどでは、2000文字、4000文字、多いと8000文字くらいのボリュームで書かれたページも数多く存在します。
自社の業種とライバルも意識し文章を書かれると良いでしょう。
じゃあ1000文字以下のページはない方が良いのかというと、なるべく濃いページがよいことは間違いありませんが、ページによっては500文字などで終わってしまうページもあるでしょう。そうしたページまで無理に文字数を増やす必要はありません。無理に増やした文字やコンテンツは、それはそれで閲覧者にとって良い情報にはなりません。
ちなみにこのページの文字数は約2500文字です。
サイトの本筋とずれているページ
これはページ数やボリューム感にもよるので一概には言えませんが、本筋のコンテンツやページと比べて多い場合は、本筋になるページを増やすか、思い切って削除するのも重要です。
重複したページ
これも追記することでほとんどオリジナルに近い内容にできるのであれば、まずは頑張ります。
それもできないようなページであれば、本当に重要なページだけを残してあとは削除しましょう。
まとめ
参考になりましたでしょうか?
順位を上げるためにプラスのことプラスのこと をやっていくのもいいですが、「マイナスになっている要因」を見つけて対処するのもSEO対策の大切な要素です。
一度自社サイトに足を引っ張っているページが無いか、ご確認ください。
Categorised in: SEO | 検索エンジン対策, コピー・ライティング