リターゲティングで再訪させる-web集客

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最終更新日:2018/06/28

1回の訪問でいきなり成約になることなんてほとんどない

ホームページのアクセスを増やしてアクセスがあっても、いきなり成約になることはほとんどありません。

人間は「比較」をしたい生き物です。チラシをみて少しでも安いスーパーに行くくらいなので、ウェブのように数クリックでいくらでも比較ができる媒体であれば、なおさら比較をされます。

「だいぶ良い」と思ってもらっても、いくつかのサイトで比較をしているうちに、「だいぶ良い」と思っていたサイトがどのサイトだったかも忘れてしまいます。

そこで力を発揮するのがリターゲティング(グーグルではリマーケティング)広告です。

リターゲティングでは、ヤフーニュースや様々なブログ、ウェブサイトにバナーで広告を表示します。

皆さんもしつこく表示されるバナー広告を見たことがあると思います。アレです。

比較検討のためにホームページから離脱したユーザーを再度自社ホームページにアクセスしてもらうためにとても有効な施策です。

グーグルやヤフーのPPC広告の一つなので費用は掛かりますが、クリックされて「見られた時」だけ費用が掛かるものなので、表示されているだけでは費用はかかりません。また、クリックされた時のみ費用がかかるという性質なので、費用対効果はとても高いです。さらに一度サイトを見てくれた人=何らかの興味関心がある人というとても濃い人を対象にするので、やらない手はありません。

とても有効的な広告ではありますが、注意点やちょっとしたコツもあります。

記憶の紐づけ-サイト名や会社名だけではなく、色や画像で潜在意識レベルで記憶してもらう必要性

ディスプレイ広告には「アフィニティ広告」や「カスタムアフィニティ広告」という広告があります。

ユーザーの興味関心に合わせて表示される広告です。

簡単に言うと、Aさんが宿泊するホテルを探しているとします。そうすると検索エンジンは、Aさんがだいたいどのあたりでホテルを探しているかといった情報を得るので、その情報をもとにAさんが興味ありそうなホテルの広告を表示します。

カスタムアフィニティ広告の場合、広告主は「ABCDホテルを見た人」に広告を出す というような広告出稿もできます。

そうすると、せっかくリターゲティングでユーザーを追いかけても、そのユーザーにしっかりと自社のホームページの「社名やサイト名以外の雰囲気」を植え付けておかないと、ユーザーは「いいな」と思ったとしてもそのサイト名やユーザー名を完璧に覚えていることは少ないので、他社の広告を経由し同業他社のサイトに流れてしまう事になります。

比較をすればするほど自分が「いいな」と思ったサイトがどのサイトだったかわからなくなっていきます。

どの会社もほとんどの場合コーポレートカラーやキーカラーといわれる色を持っています。

持っていなければ今すぐ持ちましょう。ブランディングにはとても大事です。

大体の場合自社のロゴを見ると、そのカラーが使われています。

そうした色を有効に使い、何となくで良いので「何となく赤い感じのサイトだった」とか、記憶に残りやすいキャラクターやイラストなどがあればそうしたものを自社ホームページ内、ディスプレイの広告クリエイティブ に有効に使い、記憶の紐づけができるようにしましょう。

「ユニクロ」といったら何色をイメージしますか?「楽天」は?ANA(全日空)だと何色をイメージしますか?広島カープは何色でしょうか? それもスグに「なんとなく」色のイメージができると思います。

これら企業のサイトではベタベタにそうした色が使われているわけではありません。白ベースのサイトの中に効き色としてそれらのカラーを有効的に使うことで、カラーでのブランディングがされています。

まとめ

  • ユーザーは比較検討をするので、再訪をしてもらう(しやすくする)ためにリターゲティング・リマーケティングを有効に使う。
  • ディスプレイ広告経由で他社と混同されないよう、色やキャラクター、イラストなどで記憶の紐づけをできるようにしてあげる。

せっかくアクセスしてくれたユーザーを逃がさないため、忘れられないようにするため、お問い合わせや集客、成約につなげるため、少しでもこの確率を高めるために、ぜひ参考にしてください。