もっとも簡単な回避策!2026年1月 Gmailで外部メール、独自ドメインメールが受け取れなくなる問題
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最終更新日:2025/12/11
2026年1月からGmailでPOPでのメール受信ができなくなると告知がありました。
会社などの独自ドメインをGmailに設定して送受信している方はメールが受け取れなくなります。
ここでのポイントは「メールが受け取れなくなる」の部分です。引き続き送信はできるんです。
この問題のもっとも簡単な回避策を詳しく説明します。
Contents
そもそも停止されるPOPって何?
POP(POP3)は、メールをサーバーから Gmail に“取りに行く”古い仕組みです。
- 数分〜最大1時間の遅延がよくある
- メールが多いと負荷が高い
- サーバー更新やサービス終了の影響を受けやすい
そのため、POP が使えなくなるメールサービスが増えてきています。
もっとも簡単な回避策・サーバー側で転送設定
これで一発で終わりです。
多くの場合、企業のホームページ・メールでは、「さくらサーバー」や「ロリポップ」「Xサーバー」などのホスティングサーバーが使われており、そのほとんどに「メールの転送設定」があります。
例えば、xxx@xxxxxxx.com に来たメールは、○×□@gmail.com へ転送する というような設定です。
この設定をサーバーコンパネからしておくだけでOKです。
Gmailは企業のGmailじゃなくても個人のGmailでも構いません。そこに転送設定をするだけです。
転送先のメールアドレスは独自ドメインのメールではなく、お使いのGmailのメールアドレスです。
メールが届いた瞬間に無条件で転送されるので、何ならPOPでメールを受信するよりぜんぜん早くメールが届きます。
Gmailは、Gmailあてのメールは早く読み込みますが、他社のメールのチェックは長いと30分以上などなかなか見に行ってくれません。見に行かないということは、メールが来ていてもメールサーバーにメールが届いたままGmailには届いていないという状態です。
送信メールアドレスはどうなるのか?
すでにGmailに独自ドメインのメールを設定しているほとんどの場合、その設定の際に送信の設定もしていると思います。
その際、Gmailのアドレスでメールが飛んで行ってしまわないよう「届いたメールアドレスからメールを送信する」または「デフォルトのメールアドレスから送信」にチェックを入れて使われていると思います。
この場合、特に何もすることはありません。
今まで通り届いたメールから返信をすればそのままそのメールアドレスで相手側にメールが届きます。
簡単な仕組み
メールの受信
今まではPOPでメールを受信していた
→サーバー側の機能を使って自動転送でメールを受け取る
メールの送信
なにもしなくてOK。今まで通りSMTPでメールを送信できます。
サーバーの管理を他社に任せている
自社でサーバーを管理している場合は把握できていると思いますが、ホームページ制作会社さんなどにサーバーの保守などを任せている場合、そもそもどこのサーバーを使っていて、転送ができるかどうかわからないという方もたくさんいると思います。
その場合現在の管理者さんに
「サーバーはどこを使っていますか?」「メールをGmailに転送してください」的な感じで聞いてみてください。
専用サーバーなどを組んで運用していて「できない」と言われてしまうケースもあるかもしれませんが、かなり多くの場合レンタルサーバーなどを利用していると思うので、高い確率で転送設定はできるはずです。
転送ができない場合の回避策
転送ができないサーバーを使っているなど、どうしても転送ができない場合の回避策です。
他社に運用をお願いしている場合も以下を問い合わせてみると良いでしょう。
①思い切ってサーバーを変える(難易度・高)(めんどくさ度・高)
ホームページにも影響がでますし、めちゃくちゃめんどくさいので可能性は低いですが、そもそもメールの自動転送の機能すら無いサーバーって、今時あまりありません。(大規模サーバーを複雑に管理している場合は別です。)
データベースなども古いままかもしれませんし、一般的な企業のホームページやメールのサーバーであれば、思い切って変えてみるのも良いかもしれません。
最近のメジャーなレンタルサーバーは月数百円から1,000円程度のものでも、容量、機能、スピード等まったく申し分ないどころかかなり性能は良いです。
②レコードを変える(難易度・高)(めんどくさ度・中)
ドメインはネームサーバーなどで「このドメインはこのサーバーを使う」というような指示をすることで、特定のサーバーが使えるようになっています。
多くの場合ホームページのサーバーとメールのサーバーは同じですが、ここを切り分けます。
これはしっかりと知識がないと高確率で失敗しメールが使えないどころかホームページまで表示されなくなる という事態を引き起こしますので、よくわからないという方はサーバーを管理してくれている制作会社などに打診してみてください。
簡単に言うと
- ホームページのサーバーは今まで通りのサーバーを使う
- メールはロリポ、さくら、Xサーバーなどの転送設定ができるサーバーを使う または、GoogleWorkspace などの有料版にして、メールだけworkspaceに向ける
という切り分けが、レコードを変更することで可能になります。
③OutlookやThunderbirdなどのメールソフトでIMAP接続
転送で受け取れない場合はこれが一番実用的かもしれません
- Thunderbird
- Outlook
といったメールソフトではIMAP接続ができるので、これらのメールソフトでIMAPでメールを受け取るという方法です。
そもそもGmailでメールを送受信していた理由として、いろんなパソコンで同じようにメールを送受信したいという理由があったと思います。
POPはメールサーバーを見に行ってメールが来ていたらそれを持ってくる という仕組みですが、IMAPは「メールサーバーを直接見に行く」という仕組みです。
なので、どの端末からでも同じようにメールのチェックができます。
デメリット
- Gmailなどと違ってログインすればOKというわけではなく、メールを使いたい端末すべてでメールの送受信の設定が必要になる
- パスワードなどを変更したら全端末で変更が必要になる
- メールを自ら削除しないとどんどんたまっていく。メールサーバーは通常1メールアドレスに対して2GBなど容量の上限が決められていることが多く、添付ファイルなどがあるメールが多いといずれその上限に到達し、メールの送受信ができなくなります。(削除して容量を空ければ使えます。)
- いろいろと負荷がかかる。IMAPはiPhoneなどでも採用されているメールの通信方法ですが、じゃあなんでGmailにその設定が無いのか?POPはあってそれを停めてしまうのに、IMAPが無いのか?というと、メール受け取る側(パソコンやGmail)とサーバー側双方に負荷がかかるからです。
POPはメールをパソコンやGmailに落としてきてそこで閲覧などをするだけですが、IMAPは直接メールサーバーの中を見に行くので、双方向に負荷がかかるんです。
GmailがIMAPを採用していない理由がそのままデメリットの一つです。
まとめ
- まずはサーバー側でメールの自動転送ができないかをチェック。
ほとんどの場合できますし、これができれば一発で解決する上に、メールもタイムリーに届きます。 - 次にどうしてもGmailで今まで通り使いたいという場合は、サーバーを変えてしまうか、レコードを変えてメールだけ転送可能なサーバーを使うようにする。ただしこれは手間がかかったり、なかなかむつかしいので素人では失敗する可能性が高い。サーバーの管理をしてくれている業者さんなんかに相談をしてください。業者でもできないケースもぜんぜんあり得ます。
- 最後に、Gmailはあきらめて「どの端末でも同じようにメールを使いたい」という軸の方で、OutlookやサンダーバードなどのメールソフトでIMAP接続をしてメールを送受信する
以上です。
なんとかそれ以外にGmailで今まで通りにメールを送受信する方法が無いか調べてみましたが、Gmail側でなんらかシステムの変更などがあれば別ですが、そうでない場合現状そもそものシステムの構造上今のところこれしか方法はありません。
一度お試しください
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